山形大学フレキシブルエレクトロニクス産学連携コンソーシアム(YU-FLEC)

プロジェクト名山形大学フレキシブルエレクトロニクス産学連携コンソーシアム(YU-FLEC)
分野有機エレクトロニクス
担当CM仲田仁(事業CM)
連携企業株式会社 MORESCO
参考URLhttps://www.yamagata-u.ac.jp/jp/files/3315/7301/5709/press191106_01_INOEL_providing_test.pdf

プロジェクトのプロジェクトの背景・目的

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。本コンソーシアムでは、有機エレクトロニクス技術によって、高効率、低消費電力といった地球環境にやさしいデバイスの社会実装を実現することを通じて脱炭素社会の実現を目指します。

活動内容

共同研究の組成OI事業に取り組む有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)では、企業で研究開発や事業経験のある人材を教員として招聘し、その経験を活かして競争領域における産学連携に積極的に取り組んでいます。株式会社 MORESCOと山形大学は、5年ほど前から有機薄膜太陽電池(OPV)に関する共同研究を行っています。大学は、OI推進本部の設立に伴い、企業経験の豊富な教員を事業CMやプロジェクトCMに充て、MORESCO社のOPV技術を開発フェーズから事業フェーズに早期に移行し、新規ビジネスとして立ち上げることを共同で進めてきました。大学のシーズ、人材、保有する生産技術開発が可能な大型設備を有効に活用し、MORESCO社のニーズに合った協業を進めています。
共同研究のマネジメント・
コミュニケーション
MORESCO社の社員が頻繁に大学を訪れ、大学の保有する大型設備を利用して生産技術開発を進めています。競争領域におけるテーマであることから、潜在顧客に向けたサンプルの作製を行うと同時に、事業化をミッションとする大学の事業CMも顧客開拓のためにMORESCO社の社員と一緒に顧客企業を訪問したり、市場探索を行ったりしています。
その他アウトリーチ活動を積極的に進めています。各種展示会や学会の展示コーナーへの出展を通じて研究開発成果を公開し、顧客開拓を進めています。新規なデバイスであるため、市場の形成から進める必要があり、どのようにしたら新規技術を認知してもらえるか工夫しながら取り組んでいます。