基本情報
共同研究で活用できる施設など

施設名
総合医科学研究棟(リサーチパーク/共同利用研究室)
設置キャンパス
信濃町キャンパス(医学部)
主な設備
- ウェットな実験も可能なレンタルスペース(1ユニット約100㎡)
- 各種実験機器
概要
【リサーチパーク】原則3年間を限度として、特定の研究プロジェクトを遂行するために必要となる研究環境を提供する制度です(5つのTypeに分類)。
<Type-A>企業と共同研究契約を締結して行う研究プロジェクト
<Type-U>2教室/部門以上の連携を前提としたプロジェクト
<Type-G>国等からの公的プロジェクトによって行う研究プロジェクト
<Type-J>若手研究者が独立して研究を行うプロジェクト
<Type-C>複数の企業及び研究機関等とのコンソーシアムを形成して行うプロジェクト
【共同利用研究室】最先端の解析・分析機器から汎用機器・解析ソフトウェアにおよぶ各種実験機器が共用設備として利用可能です。

施設名
殿町ウェルビーイングリサーチキャンパス
設置キャンパス
慶應義塾大学殿町タウンキャンパス
主な設備
- セミナールーム(300㎡)
- 会議室
- レンタルラボスペース(20㎡~100㎡)
- 共有ホワイエ
概要
慶應義塾大学殿町タウンキャンパスは、川崎市殿町地区(羽田空港の南西、多摩川の対岸)に位置する、世界最高水準の研究開発から新産業を創出するオープンイノベーション拠点に立地します。
https://www.tonomachi.keio.ac.jp/ja/
研究事例
KGRI・IoT健康ライフ研究コンソーシアム
プロジェクト名 | KGRI・IoT健康ライフ研究コンソーシアム 〜バイタルデータの測定と生活習慣・環境要因の改善による健康寿命延伸〜 |
分野 | 医学部・理工学部・薬学部・看護医療学部連携 |
担当CM | 小川CM、佐久間学術研究支援部専門員 |
連携企業 | サントリー、サンスター、新日本科学、大日本住友製薬、ヤクルト(50音順) |
参考URL | https://iot.kgri.keio.ac.jp/ |
プロジェクトのプロジェクトの背景・目的
我が国は人口減少、少子高齢化という重大かつ喫緊の社会課題に直面しています。健康年齢を延伸し、労働人口を拡大することにより若年層の経済的負担を軽減するとともに、多くの人が、健康で安心して安全に働くことのできる社会の実現が望まれていると考え、このような状況を、最先端の医療・ヘルスケアのテクノロジーを活用し、様々な健康リスクの回避を可能にする社会に貢献したいと考えます。
活動内容
共同研究の組成 | 総合大学として幅広い研究者の専門知識や技術を融合するために、既存の学問領域横断組織であるKeio Global Research Institute (KGRI) の仕組みの上に、OI機構の特徴の一つである学部を超えた活動を行うことによって、医・薬・看護のヘルスケアテーマについて理工学部研究者とのマッチングにより研究をスタートしています。具体的には、OI機構は実質的な発起人であるKGRI所長(医学部教授)とともに約1年にわたり構想を練り、スポンサー候補のマーケティング、コンソーシアム運営規程、企業との協力契約書の作成と交渉にあたりました。研究者テーマについては、同所長を中心的とする研究者組織が、公募によって寄せられたテーマの中から選定を行い、また学術研究支援部KGRI担当が資金管理などの実務を担い、コンソーシアム事務局が企業との定期的な交流会の運営を行うなど、OI機構のみならず多くの教職員の協力のもとに運営されています。 |
共同研究のマネジメント・ コミュニケーション | 参画企業より相当額の資金提供のコミットを受けてスタートしています。本コンソーシアムの特徴は、一つのテーマについて企業側がバックグラウンド知財を持ち込んだ場合の混乱を考慮して、コンソーシアム内での研究に続く第2ステップの共同研究を予め念頭においた構造となっていることです。企業側に資金提供に見合うメリットを享受してもらうため、研究の途中経過の定期的報告やコンソーシアム運営への意見などをこまめに拾い修正する運営を心掛けています。 |
その他 | 本コンソーシアムは教授陣だけでなく、講師クラスのテーマを積極的に採択しており若手研究者にとってのチャンスとなっているのと同時に、若手との交流を望む企業側へのアピールポイントにもなっています。また、研究テーマは多岐にわたっており、従来の目線とは異なる視点を企業の研究者へ提供できており、この点も評価されています。 |