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基本情報

共同研究で活用できる施設など

施設名

国際科学イノベーション棟
https://www.saci.kyoto-u.ac.jp/innovation/

設置キャンパス

吉田キャンパス

主な設備

  • シンポジウムホール
  • レンタルオフィス
  • レンタルラボ
  • 会議室、コミュニケーションスペース
  • ラウンジ、展示スペース

概要

産官学連携活動の拠点としてレンタルオフィス、レンタルラボのほか、ベンチャー支援の一環としてベンチャーインキュベーションセンターを設置しています。273名収容のシンポジウムホールや会議室などの施設は、各種会議、講演会、シンポジウム、式典等の開催や、産官学の情報交換の場として広く利用できます。


施設名

学際融合教育研究推進センター/ナノテクノロジーハブ拠点ユニット
http://www.mnhub.cpier.kyoto-u.ac.jp/

設置キャンパス

吉田キャンパス、桂キャンパス、宇治キャンパス

主な設備

  • 多種多様な基板・薄膜材料を4インチまたは6インチのウエハレベルで加工・評価することができるナノマイクロ試作ラインを提供
  • 微細加工プラットフォーム(ナノリソグラフィー装置群、ナノ材料加工・創造装置群、ナノ材料分析・評価装置群)
  • 微細構造解析プラットフォーム(極低温高分解能透過電子顕微鏡 / 日本電子 JEM-2100F(G5)など)

概要

本学の学際融合教育研究推進センターのナノテクノロジーハブ拠点ユニットが、吉田キャンパスおよび桂キャンパスの微細加工装置群と宇治キャンパスの微細構造解析用電子顕微鏡群の3拠点を、開かれたハブ拠点として一体的に運用し、微細加工と微細構造解析の両面からナノテクノロジー分野の研究開発に携わる産官学の利用者を支援しています。なお、ナノテクノロジープラットフォーム事業の微細加工プラットフォーム代表機関も学内組織上は当拠点ユニットに属していますが、実施機関としてのナノテクノロジーハブ拠点とは独立した組織として運用されています。


施設名

医学研究科医学研究支援センター
https://support-center.med.kyoto-u.ac.jp/SupportCenter/

設置キャンパス

吉田キャンパス
(医学研究科基礎構内、病院構内、薬学研究科構内)

主な設備

  • 高度生物医学研究機器の共用(共焦点顕微鏡型細胞イメージアナライザー OperaPhenix、セルソーター BD FACSAriaIII、細胞外フラックスアナライザー XFe96、10x Chromium コントローラー、共焦点レーザー顕微鏡 TCS SP8 X FALCON、倒立型多光子顕微鏡 FV1000MPE-IX83、ライトシート顕微鏡 ZEISS Z.1、他多数)
  • 保有機器を活用した各種受託解析(遺伝情報解析、質量分析、マウス行動解析、小動物MRI利用支援、合成展開支援など)

概要

本センターは9つの分室から構成され、60を超える機器、及び7つの受託解析が企業を含む学内外の研究者に利用可能です。令和2年度は850名を超える方々が本センターを利用されるに至りました。若手研究者や大学院生が必要な研究技術を効率的に修得できるように、機器利用講習会や関連セミナー・シンポジウムも随時実施しています。
 医学研究支援センターはさらに、薬学研究科、生命科学研究科、ウイルス・再生医科学研究所、高等研究院・ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)と連携し、設備サポート拠点「医学・生命科学研究支援機構(iSAL, Innovative Support Alliance for Life Science)」を発足、各部局保有の共用設備活用の枠組みをさらに拡大しています。
iSAL HP: https://support-center.med.kyoto-u.ac.jp/isal/


施設名

医学研究科メディカルイノベーションセンター
http://www.mic.med.kyoto-u.ac.jp/

設置キャンパス

吉田キャンパス

主な設備

  • レンタルラボ(総計 2700平米)
  • 先端バイオメディシン解析技術室(シングルセル解析ユニット、FACS/CyTOFユニット、Imagingユニット)
  • 細胞培養室
  • SPF飼育室
  • 臨床サンプル取り扱いの為のP2実験室
  • 臨床試料保管室
  • 共通機器解析室
  • 会議室・セミナー室

概要

本センターは、「産 in 学」の融合拠点として創薬共創の場を提供いたします。包括的組織連携の共同研究の実施体制を構築し、1つ屋根の下で共同研究を行うことで、企業と大学の研究者のリアルタイムの情報交換や、最先端の解析技術装置の共同利用が可能です。また、円滑に共同研究を進めるため、担当アライアンスマネージャーが支援いたします。

本年度より、創薬共創プログラムと題し、ヒトの臨床サンプルの解析からスタートしヒト疾患の創薬標的の同定を見据えた、新しい創薬研究開発の産学連携プログラムを開始いたしました。京都大学附属病院との緊密な連携のもと、臨床研究者から掘り起こされた臨床ニーズを起点に、疾患克服ロードマップの作成、先端バイオメディシン解析技術室を活用した臨床サンプルの解析、並びに探索臨床による病態発現メカニズムの推定を通じて、創薬標的分子の絞り込みを目指します。

研究事例

京都大学とダイキン工業の包括連携協定

プロジェクト名京都大学とダイキン工業の包括連携協定
分野自然・環境・エネルギー調和領域
担当CM主担当CM:庄境 誠  担当CM:嶋 秀明、阪本 圭司、村西 廣哉
連携企業ダイキン工業株式会社
参考URLhttps://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2021-04-02

プロジェクトのプロジェクトの背景・目的

ダイキン工業の中期計画(F25~F30)の実現と京都大学が掲げる”Well-being(より良く生きられる社会)“の実現に向けた「5つの協創プログラム」を基盤としています。
①空気・換気、ヘルスケア領域での新価値創造に向けたながはまコホートの活用(医工連携)
②先端技術の共同研究(エネルギー・材料・建築・コールドチェーン)
③京都大学スマートテクノキャンパスプロジェクトへの参画による空調周辺での価値創造
④アジア・アフリカ地域研究部局との連携による未来空調コンセプト創出
⑤京都大学発ベンチャーとの提携・連携

活動内容

共同研究の組成京都大学とダイキン工業は2013年に「組織対応型包括連携協定」を締結し、空間(空気、環境)とエネルギー分野におけるイノベーションの実現に向け、文理の枠を超えた協業・交流を行い、信頼関係を深めてきました。コロナ禍をきっかけに世界的に空気や健康といった関心が高まる中、京都大学からダイキン工業に対し、Well-beingの実現と教育・啓蒙に向けた、新たな視点での産学連携、共同研究の組成を提案しました。担当CMが主導して、ヘルスケア、環境、エネルギー、アジア・アフリカの空調文化などの観点で、京都大学の様々な部局の研究者及びダイキン工業の産学連携部門とコミュニケーションを深め、ビジョンを共有し、大型共同研究を組成しています。
共同研究のマネジメント・
コミュニケーション
大型共同研究のマネジメントのポイントは、組成後よりも、組成前にあります。一般的に、企業ニーズと研究シーズには広く深いギャップがあり、包括連携や大型共同研究の組成は容易ではありません。そのギャップを埋めるために、研究者や企業の懐に飛び込んでコミュニケーションを重ね、両者の信頼を得て、困りごとを聞き取り、両者の立場に立って、共同研究シナリオを描いて提案しています。また、CM参加の内部会議で、その体験を紹介し議論して共有することにより、CMのスキルアップを計っています。
その他企業ニーズを京都大学の研究者に発信し、それに関連する研究者、研究シーズを発掘するイベントの開催を企業に提案し、そのプログラム企画に能動的に関与するとともに、イベントの運営実施においては京都大学子会社である京大オリジナル(株)と連携しています。本事例を通して、自らが、産学連携のコーディネーターを超えて、プロデューサーを務められるCMのロールモデルとなることを目指すとともに、その経験を踏まえて、十分なスキル・能力を有するCM後継者の採用方法を検討しています。