大学紹介

基本情報

共同研究で活用できる施設など

施設名

有機エレクトロニクス研究センター(ROEL)
https://organic.yz.yamagata-u.ac.jp/

設置キャンパス

米沢キャンパス

主な設備

  • 一室、二室、三室型蒸着装置/ガラスチャンバー型蒸着装置
  • 塗布成膜用、測定機器用グローブボックス/電子スピン共鳴装置
  • 原子間力顕微鏡/走査型電子顕微鏡/光電子収量分光装置
  • 薄膜X線装置/Time-of-Flight装置/触針式膜厚段差計
  • クライオスタット付蛍光寿命測定装置/昇華挙動分析装置/蛍光分光装置
  • 紫外可視吸収分光装置/熱重量分析装置/示差走査熱量測定装置
  • HPLC/GPC/近赤外用分光放射輝度計/質量分析装置
  • 自動型中圧クロマトグラフィー/マイクロ波合成装置/電気化学測定装置
  • 有機EL素子寿命測定装置/高真空昇華精製装置/スクライバー
  • 面取り機/露光機/真空蒸着装置/可視紫外分光光度計
  • デジタルマイクロスコープ/接触角計/偏光顕微鏡/小型ソーラーシミュレーター
  • アクションスペクトル測定装置/半導体パラメーターアナライザー
  • ソースメジャーユニット/周波数分析器/高速分光エリプソメータ
  • In situ光学測定蒸着機/分光光度計/反射率測定器/過渡発光測定系
  • 科学計算用ワークステーション/プローブステーション/半導体特性評価システム
  • 交互吸着膜作製装置/濃厚系粒子アナライザー
  • マイクロ波ナノ結晶作製装置/スパッタ付クラスター型蒸着装置
  • インライン型蒸着装置/マルチフォトン型素子用蒸着装置
  • リニアソース開発用蒸着装置/封止用グローブボックス
  • 量子収率測定用積分球/分光放射輝度計/有機蒸着装置
  • 有機薄膜太陽電池用分光感度測定装置/時間分解分光測定装置
  • 電気化学合成装置/ディスペンサ装置/プラズマ表面処理装置
  • パリレンコーター/UVオゾンクリーナー/有機TFT評価装置
  • レーザー顕微鏡/抵抗率測定器

概要

有機エレクトロニクス研究センターは2011年に設立され、有機EL、有機太陽電池、有機トランジスタの3つの部門が中心となり、山形大学における有機エレクトロニクス研究の基礎と応用研究を推進しております。当研究センターは、今後も発展的に有機エレクトロニクスの基盤研究を推進し、社会貢献できる生きた研究成果となるように努力してまいります。


施設名

有機材料システムフロンティアセンター(FROM)
https://from.yz.yamagata-u.ac.jp/

設置キャンパス

米沢キャンパス

主な設備

  • 高精細・高精度画像形成装置
  • 生体センシングデバイス用ロールtoロール印刷装置
  • 高精細印刷試験装置
  • ナノインプリントリソグラフィー
  • 没入型多面立体視映像システム(CAVE)
  • 飛行時間型2次イオン質量分析装置
  • 有機太陽電池成膜用蒸着装置
  • コンビナトリアル成膜装置用蒸着装置

概要

有機材料システムフロンティアセンターは、一つ屋根の下で真の異分野融合と産官学連携を進め、革新技術や価値の創出を先導する国際科学イノベーション拠点施設です。新融合分野「有機材料システム」の開拓、基礎研究から社会実装までの推進、世界No.1の国際的研究拠点形成、地域創生の牽引を目指します。

有機材料・デバイス・印刷プロセス・加工・バイオからデザイン・システムまで、多分野にわたる研究者が入居し、2F「フューチャーセンター」を中心に、産学や分野の垣根を超えた人的交流を促進させる施設デザインとなっています。


施設名

有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)
https://inoel.yz.yamagata-u.ac.jp/

設置キャンパス

米沢オフィス・アルカディア

主な設備

  • クリーンルーム
  • フレキソ・グラビアオフセット印刷装置/スクリーン印刷装置
  • 卓上ダイコーター/デベロッパーウエットエッチング装置
  • 真空ラミネーター/高精度インクジェット装置
  • グローブボックス連結真空蒸着装置
  • スピンコーター/加熱スピンコーター/ポリパラキシリレンコーター
  • インキュベーション室

概要

有機エレクトロニクスイノベーションセンターは、有機エレクトロニクス実用技術の研究開発を産学連携で推進するセンターとして2013年に設立されました。本センターの大きな特長の一つは、既存の大学組織と異なり、産業、事業への貢献をファーストプライオリティに据えたまったく新しいスタイルの産学連携を推進している点です。

産業、事業にダイレクトに貢献する産学連携を行うため、本センターは有機エレクトロニクス分野で豊富なビジネス経験を有する企業出身教員を揃えており、企業ニーズを最優先した「ニーズファースト型」産学連携の推進によって、多くの事業貢献成果を上げています。


施設名

有機材料システム事業創出センター(YBSC)
http://ybsc.yz.yamagata-u.ac.jp/

設置キャンパス

米沢オフィス・アルカディア

主な設備

  • 金属3Dプリンタ/インクジェット塗布装置/原子層堆積装置
  • 常温特殊乾燥機/アルファ化粉砕機
  • 3Dプリンタ/ホールガーメント/シマトロニックデザインシステム

概要

有機材料システム事業創出センターは、既存の有機関係4センターに加え事業化を推進する役割として設立しました。地域と連携してイノベーション創出のための人材育成、ベンチャー企業創出、および地域企業の事業拡大の支援を行い、地域社会の活性化、雇用促進を実施します。

山形大学が持つ技術案件や社会課題解決のための知見を有効に活用し、迅速に事業化すること、ならびに企業への技術移転の促進に貢献してまいります。また、行政や地域教育機関と連携し共同提案を行うことにより地域活性化と雇用促進を図ります。

研究事例

山形大学フレキシブルエレクトロニクス産学連携コンソーシアム(YU-FLEC)

プロジェクト名山形大学フレキシブルエレクトロニクス産学連携コンソーシアム(YU-FLEC)
分野有機エレクトロニクス
担当CM仲田仁(事業CM)
連携企業株式会社 MORESCO
参考URLhttps://www.yamagata-u.ac.jp/jp/files/3315/7301/5709/press191106_01_INOEL_providing_test.pdf

プロジェクトのプロジェクトの背景・目的

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。本コンソーシアムでは、有機エレクトロニクス技術によって、高効率、低消費電力といった地球環境にやさしいデバイスの社会実装を実現することを通じて脱炭素社会の実現を目指します。

活動内容

共同研究の組成OI事業に取り組む有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)では、企業で研究開発や事業経験のある人材を教員として招聘し、その経験を活かして競争領域における産学連携に積極的に取り組んでいます。株式会社 MORESCOと山形大学は、5年ほど前から有機薄膜太陽電池(OPV)に関する共同研究を行っています。大学は、OI推進本部の設立に伴い、企業経験の豊富な教員を事業CMやプロジェクトCMに充て、MORESCO社のOPV技術を開発フェーズから事業フェーズに早期に移行し、新規ビジネスとして立ち上げることを共同で進めてきました。大学のシーズ、人材、保有する生産技術開発が可能な大型設備を有効に活用し、MORESCO社のニーズに合った協業を進めています。
共同研究のマネジメント・
コミュニケーション
MORESCO社の社員が頻繁に大学を訪れ、大学の保有する大型設備を利用して生産技術開発を進めています。競争領域におけるテーマであることから、潜在顧客に向けたサンプルの作製を行うと同時に、事業化をミッションとする大学の事業CMも顧客開拓のためにMORESCO社の社員と一緒に顧客企業を訪問したり、市場探索を行ったりしています。
その他アウトリーチ活動を積極的に進めています。各種展示会や学会の展示コーナーへの出展を通じて研究開発成果を公開し、顧客開拓を進めています。新規なデバイスであるため、市場の形成から進める必要があり、どのようにしたら新規技術を認知してもらえるか工夫しながら取り組んでいます。